MONTESA IMPALA U

   

モンテッサ インパラというバイクがあった。
生産国はスペイン。 MONTESAはブルタコを生み出したスペインではメジャーなバイクメーカーです。
現在はホンダと共同でトライアルの世界では世界一のポジションとなっている。



もともと、MONTESAなどの中心マーケットはアメリカだった。
特に60年代からのダートブームにダートマシンを沢山送り出していた。ロードスポーツ
ばっかりの日本車とは少し違う。ブルタコなどもそうだった。日本などより
アメリカの方が評価ははるかに高い。そしてダートマシンでは日本のバイクは到底及ばなかった。



ブルタコはモンテッサのレース部門だったというのだが、その辺はよく知らない。
だから、ブルタコもMONTESAもよく似ているのだ。




コレを買って欲望を代替させようかとも思ったが、本物を買ってしまった。
これはIMPALA 。本当は、Uではなくスポークホイルが欲しいよお。


 

排気管がUとは違う。それにしても大した違いはなさそうだ。

今回、紹介するバイクはMONTESAのIMPALAUというバイクだ。
IMPALAUというにはTがあるのだが、それは60年代の初め頃に売られていたもので、
Uとの大きな違いはホイルがスポークがIMPALAで、キャストホイルになったのがUというわけだ。

しかし、このIMPALAとIMPALAUとは20年もかけ離れている。80年代になってもMONTESAは
このIMPALA2を作り続けていたというわけだ。















カタログを見て、今頃、混合ガソリンのシングルツーサイクルバイク!なんというシーラカンスさかげんだ?
とおもったものだ。しかし、こころのどこかでずっと惹かれていた。
ツーサイクル単気筒のポンポンという長閑なエンジン音にである。








モノクロだが、赤い車体であることは分かる。モンテッサは赤なのだ!
赤いバイクばっかりになってしまった。モトグッチアイローネ、モトビ、モンテッサ、SL90どれもみな赤い。
これで庭においておいても、新たに買ったとは分かるまい。うひひひ。合言葉はviva M!




ヤフオクで綺麗なモンテッサが売りに出ていました。
それも175ccだ。やったー! 身構えて入札金額を弾んだが結局だれも
入札せずに落札。申し訳ないくらいでした。

しかし趣味がずれているというのは幸せなことだ。

それまで なかなか、程度の良いものにはめぐり合えないでいた。
混合のエンジンのバイクなど歴代のオーナーの中で
一人くらい、横着者がいたらエンジンはパーである。
適当な混合比、生ガソリンで走るような不心得者がいればエンジンはいかれてしまう。

以前に見に行ったらエンジンからゴロゴロ音がしていて諦めて帰ってきたこともあった。
しかし、今度はとても良さそうな車体にめぐり合えた。
それが、今回紹介するモンテッサ インパラUである。






DENさんを引っ張り出して引き取りに出かける。
DENさんは東京豊島区のバイク屋さんの田部さんの息子さん。
オヤジさんの田部さんはこの世界では有名人。僕が田部さんと知り合ったころには
彼は生まれていなかった。いまでは、こうして一緒に出かけられるのだ。
まだ若いが落ち着いていてたいしたものだ。
シートなど作ってくれるが、メカも出来る。

タイムトンネルにはいつもメカニックをお願いしている。
アイローネのエンジンを修理してくれたのも彼だ。
彼はバイク屋ではないという、バイクのカスタムコンストラクター?
将来がたのしみです。

 

 2005年の2月。まだ寒い。
DENさんにお願いして、MONTESAの引取りをお付き合い願った。
実はひどい風邪引きだったので運転どころではなかったのだ

場所は清水市。行きがけ見た富士山が綺麗だった。

 

清水はおもったほど近くはない。 
3時ごろ到着した。売ってくれるバイク屋さんは大きなBMWの専門店だった。
しかし、今回は商売ではなく個人の趣味でということだった。 後ろに見えるは69S。
エンジンはすぐにかかった。 やはりバイク屋さんだ、心配は無かった。


 

エンジンはすぐに温まり長閑(のどか)な音を立て始めた。
よかった、エンジンは実に静かだ。 
以前見に行ったエンジンはやたら騒がしかった。モンテッサとはこんなものかと
おもったが、今度は正解。初めから煩いバイクなど作るはずが無い。

 

樹脂が多い。といってもグラスファイバーだ。手造りのメーカーならではの味わいだ。

 

メーターとライトは交換されている。きっと暗くて換えたのか、それとも80年代にメーター一体のライトケースが
嫌だったのか? しかし、改造は綺麗にされていて不具合も感じない。この姿のまま購入したということでした。

 

この大きなエアクリーナーがなんともかわいい。ブルタコもキックが反対についているが
とっても似たエンジンだ。 今、持っているキングスコーピオン(ダート)と比べると排気量が
175ccと小さく、125ccがベースのためにちょっと小ぶりだ。

  

キャストホイルにしてもブレーキはドラムのまま。
色合いもグレーと地味な色彩だ。 きっと、南欧では輝いて見えるのだろう。
僕らとは色彩の感覚が違うことを感じさせる。







外国のサイトから拝借・・・

  


綺麗にレストアされている。あるいは新車?

 


このシートが特徴がある。ブルタコも同じようなシート形状だ。らくちんシートというわけか。
ブルタコに似ているが値段は半分もしない。ブルタコはメトラーラ250がロードモデル
では有名だ。しかし、どちらの会社もロードモデルはあまり作っていない。メトラーラは
250ccで物欲そそられるが値段はコレの倍では買えないのだ。

IMPALAにはシルバーのフレームに赤い車体というのがあった。
SL90と同じ配色である。 ノンオリジナルなメーターケースはBATモータースさんに
お願いした。そのうちCEVでも買ってきてくれるだろう。
  

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