KAWAGOE RIDE MAY4/06

Papa & Reina 




今年は恒例の九州ツーリングに出かけなかった。

前から娘と約束をしていた 川越ライドをしようということになりました。

川越は住まいから 電車でふた駅ばかり先ですが目当ての旧市街は結構あって

自転車日帰りにはちょうど良い距離なのです。

元気に朝 9時半ころ、まだ暑くならないうちに出発です。 今朝は快晴です。






「よいとまけの歌」







いやはや、自転車で親子発見かな
車ではこういう親子連帯感はでないんだよね ぎこぎここぐところがいいんだね。

坂道にさしかかって

「れいな! 坂道ではギアをいれるんだよ」

「ギアないでしょ」

「無いときは歌を歌うんだね」

「歌!」

「このくらいの坂は よいとまけ の歌が最適!」

「そのうた一度だけ聴いたことあるよ」

いまもーきこえるう♪よいとまけえのううたああ♪ どっこいしょ

「お父さんとオバあちゃんは 子供のころに、みわあきひろのライブいったこと あるんだよ」

「へーえ?すごいじゃん」

坂もいつしか終わってました












川越の街まで30分くらいはかかるでしょうか、古い街に入ったとたんに

倉庫も大谷石の古風なものが出てきます。









川越の旧市街に入ると、豆腐屋でさえこのたたずまいです。







喜多院山門前にて。

この日の目的は喜多院が五月の連休中にだけ公開している

徳川家の伝来の寺宝があるのですが、それを見物にきたのです。








娘の母親(つまり女房)は、古いものになんの興味もないので、国宝であろうがなんだろうが

くすんで埃をかぶったもの・・・としか見えないようなのですが

娘は古いものとか、レトロというようなものに理解と関心があり親子で行こうかということになったのです。







喜多院は徳川家康の厚い保護を受けていた寺で、350年前に焼失してからは三代将軍家光の

援助で江戸城にあった書院つくりのしゃれた家をここに移築して、そのまま寺として使っています。

寺宝といえどイコール徳川家のものですので葵の紋が入ったものばかり。

徳川が一番輝いていた時代のものです。


 移築したので、家光生誕の部屋とかもあり
春日の局がらみのものも残っています。

 手のとどくところに国宝級のものが並べられるというわけです。


















「お昼ごはんはうなぎ」


















川越といえば うなぎです。 街のあちこちに古いうなぎやがあります。

連休なので店の外にいつまでも人が並んでいました。



この店も座るのに20分くらい、座ってからも30分くらいお茶ばかり

飲んでいました。 昔から裂いて蒸して焼いてと手間のかかるうなぎやは

気の短い人には向いていません。


「うなぎだけに はなから 長いと決まっているでしょう」



とお後がよろしいようで。







うなぎ 一匹半ですが、女の子には一匹のうな重でちょうどよさそうです。





自転車は混雑がひどいので、置いて歩くことにしました。

蔵も即席の喫茶店になっていました。







「帰り道」













ということで、娘と二人の川越ライドは終了です。

6時間くらいはかかったでしょうか? いい運動になりました。

並んで話しなんかしながらいけるから 自転車はなかなかいいですね。

みちばたの花が咲いているのを眺めながら走ったり

畑仕事のトラクターながめたり 親子でそんなことしたことはありませんでした。 


特に実用自転車は、ママチャリと違って安定感があって 疲れないものです。

ちなみに、娘のは丸紅山口のベニー号。僕のはもとは真っ青だった、そよ風号です。






  














「おしまい」 















と、ここで終わってしまっては

銀輪道楽的にはおもしろくないので ちょっと 今日の収穫ばなし・・・・









実は、あの自転車屋によったのです


例により
ヤルキのない親父さんが出てきていわく








「もう、なにも無いよ」


「みんな始末しちゃったから・・・・」




いつも、ビンテージサイクルファンをがっかり せしめるような

せりふばっかりです。



そのくせ、どうも久しぶりですね。

なんて 話しこんでいくと、いわく。


「道の横においてあったの あんたの?」


「そうですよ、お宅でもらった黒いスポークもようやく役に立ちそうですよ」


「ああ、あの黒いスポークね」


僕は数年前にデッドストックの黒いスポークを二台分買って帰ったことがある。

そのときも、なにも残ってないよの 連発でしたが

まあ、この以前のホームページをごらんいただければわかります。




「スポーク張りなおしてくれそうな人がいるんで お願いしようと思うんです」


「自転車屋だって、スポークくらい張るんじゃないの」

「僕のは後輪に 内部拡張式のブレーキをつけているから、スポークの寸つめなど

しなくちゃならないから、嫌がるでしょう?!」


まあ、そうだね。やりたがらないよね。
 あんたのは内部拡張式だっていうけれど、変速機は入ってないの?」


「いや、変速機はついてないよ」

「ふーん、みたことある内装三段ギアなんて?」

と聞くから

「ああ、外国のならそういうの見たことありますよ」

「ふーん、あるよ。内装三段ギア入っているやつ」









おいおい、またこれかよ。








「すぐ、出てくるようなところにあるんですか?」




「ああ、ここにあるよ」









とか、言って出してきたのがこれ。





























つぶれた箱に入っていたのが、浜松の城北企業とかいうところの三段ギア内装。


まだいくつかあるのだけれど、とかいいつつ箱を開けて見せてくれた。











たしかに30年以上前のデッドストックというのは間違いなさそうだ。

ビニールの袋を破いて撮影したが、ロッドもついていてまったくの新品。






「おじさん、いくらこれ?」

「前の人がこの値段でというので、その値段でどう?」



安い値段でもなかったが、改めて買うとすると高い値段を出さなくてはならないだろう。

まあいいかと、ひとつ付き合うことにして持って帰ってきた。



ああ、また余計な買い物をしてしまった、川越ライドであった。



 

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